目次
前半:講義・デモ
- MoGraph基礎①(Cloner / エフェクタ入門)
- Clonerオブジェクト、ランダムエフェクタ、ステップエフェクタの概要
- MoGraph基礎②(複数エフェクタの組み合わせ)
- タイムエフェクタ、フィールドの活用などアニメーションの応用
- カメラの基礎とレンダリング設定(発展)
- カメラワーク、複数カメラの切り替え、被写界深度の使い方
- ライティングと組み合わせた構図の魅せ方
- レンダーエンジン紹介:Redshift & Octane
- GPUレンダリングとCPUレンダリングの違い
- 簡易的な設定と表現力の差異デモ
- 高品位レンダリングで気をつけるポイント
- マテリアル設定の違い/ライティング手法の最適化/レンダリング時間の考え方
後半:制作実習 – 課題B「MoGraphを活かしたインパクトあるシーン」
- Clonerと各種エフェクタを活用して、動きのあるモーショングラフィックス的シーンを制作
- レンダーエンジン(標準 or Redshift/Octane)を試し、自分の作品に合う画質や表現を検討
- カメラワークを工夫し、前日のライティングノウハウを活かして魅力的な短編を仕上げる
MoGraph基礎
魔法の量産ツール「MoGraph クローナー」
Cinema 4D最強の機能群、「MoGraph(モーショングラフィックス)」の世界へようこそ。 その中心にあるのが、物体を無限にコピー・制御できる「クローナー(Cloner)」です。
クローナーとは?
- 何ができる?
- オブジェクトを規則的に(あるいはランダムに)大量複製します。
- ただ増やすだけでなく、「全体を一斉に動かす」ことができます。
- ルール(親子関係):
- クローナーは「緑色のアイコン(ジェネレーター)」です。
- つまり、増やしたいものを「子ども」にします。
- 「クローナー」 > 「立方体」 という階層構造を作ります。
クローナーの「3つの基本陣形」(モード)
クローナーの属性マネージャにある「モード(Mode)」を変えるだけで、並び方を自由自在に変えられます。 まずは基本の3つを覚えましょう。
| モード | 見た目 | イメージ | 使い道 |
| 線形 (Linear) | 一列に並ぶ | ドミノ倒し、階段 | 柱の列、鎖、柵 |
|---|---|---|---|
| 放射 (Radial) | 円状に並ぶ | 時計、花びら | ホイール、円卓、魔法陣 |
| グリッド (Grid Array) | 立方体に並ぶ | ジャングルジム | ブロックの壁、群衆、浮遊する破片 |
